「Devious Machines Pitch Monster」はピッチシフタープラグイン。
ボーカルに関して優れたパフォーマンスを発揮するだけでなく、モノラルの楽器録音やシンセ サウンドでもエキサイティングなサウンドを実現できます。
グラニュラー、フォルマント、ボコーダーとピッチシフターで表現できるボーカルピッチエフェクトの主流なモードが抑えてあるうえ、リアルタイム MIDI コントロール、低レイテンシー、8ボイス同時発音数により、楽器のように演奏できます。
Devious Machines Pitch Monster 特徴解説
左側のメニューがピッチシフトエフェクトのグラニュラー時はGrain rate,フォルマント、ボコーダーモードはフォルマントシフトが調整でき,どれくらいユニゾンのさせるか?とフィルターが調整できます。
設定できるパラメーター
右側のメニューではPitch Spread,Time Spreadが用意されていて少し特殊です。
Pitch Spreadはピッチシフトで作った音のピッチのバラけ方を調整します。
ピッチがバラけることで混沌とした音の表現ができますね。
Time Spreadはディレイ。
エフェクト音がなるタイミングをずらせます。
普通のディレイ、ダブラー、コーラスエフェクト、エコーエフェクトのように使えるプリセットも用意されていて
透き通った音質になっていることもあり汎用性があります。
指定したコードの和音にあわせるコードモード、MIDIノートに追従するMIDIモードも完備。
Pitch Monsterに足りてない項目
コーラスハーモニーを生成するプラグインの場合、コーラスの定位を決められるプラグインが増えていますが、
「Devious Machines Pitch Monster」にはこの機能はついていません。
ハーモニーの定位まで調整したい人は一度エフェクト音を別トラックに書き出して調整する使い方になると思います。
他のプラグインで代用できる?
Manipulatorのようにボーカルピッチに特化したピッチシフターはありますが、6オクターブの広大な音域をカバーできるピッチシフタープラグインはなかなかありません。多くは上下2オクターブ前後です。
Devious Machines Pitch Monster プリセット紹介
プリセットが充実していてよくあるエフェクトから音楽的なハーモニーを作るプリセット、モンスターの声や効果音を作るためのプリセットまで幅広く抑えられています。
ピッチシフトの精度もよくCPU負荷も少なめになっているので扱いやすいピッチシフトプラグインになっています。
人の歌声だけでなく、色々な楽器に対して使いたくなるピッチシフトプラグインです。