UAD Helios Type 69とは?
イギリスのHelios CompanyスタジオコンソールのプリアンプとEQをプラグイン化
HeliosのコンソールはLed Zeppelin、The Beatles、Jimi Hendrix、Pink Floyd、The Who、Bob Marleyなど
多くのレジェンドアーティストによって使用されてきた歴史があります。
「 UAD Helios Type 69 」はハードウェアの音を忠実に再現。
クラシックロックのテイストをもったプリアンププラグイン。アナログならではの適度なブースト・カットができる3バンドEQです。
こんな人におすすめ
低音の存在感をどっしりさせて迫力をだしたい人
機能概要・使い方
Helios Type 69 EQ and PreAmpという製品名なのでプリアンプはどこかというと
インプットセレクトとプリアンプゲインのノブが上部にあります。
インプットセレクトはLINEとMICを選べます。
MICを選んだときにトランス回路を通った音をエミュレートします。
ゲイン値の設定は、20、30、40、50、60、70 dBを選択できます。
+40dB以降は破壊的なノイズが増えるので実用的ではないですね。
20か30にしてOUTPUTフェーダーを下げて調整します。
EQ
EQ Inがスイッチになっています。
EQ Inが上向きのときにEQがON,下向きのときにEQがバイパスされます。
隣にあるのはフェイズスイッチで通常時は下向きでOKです。
?20はINPUTが「MIC」になっているときのみ有効になり、入力信号を?20dB減衰させます
ハイシェルフゲイン、ミッドゲイン、ベースの3つのノブが用意されています。
ハイシェルフゲイン・ノブは、10kHzで固定した周波数を調整。
4dBステップでー16dB?+12dBまでブースト/カットすることができます
ギターアンプのトレブルノブのような印象で調整できます。
ミッドコントロールはバンドQを選んでから右上のノブでゲインを上げ下げします。
700Hzから6000Hzの間を調整します。
。最大15dBのブースト、9.9dBのカットを行うことができます。
「PK」にあわせたときはブースト、「TR」にしたときはミッドカットです。
最後にベースです。
ベースの周波数値が、60 Hz、100 Hz、200 Hz、400 Hzのいずれかに設定後、
右上のノブで上げ下げします。このノブはベースカットのときは動作しません。
導入時注意点
オートゲインなし
プリアンプ、EQをブーストすると音量が上がるため、音量をあげたくないときや割れてしまうときは手動で調整する必要があります。
CPU負荷
それなりにあります。
プリセットデモ・似ている音源と比較
キャラクターは違うのですが同じコンソールプリアンプエミュレーションということで
UADからNEVE 1073が出ています。
Heliosの方が低域が残る印象でNEVEに比べると若干重心が低くドッシリした音になる感じです。
UAD Helios Type 69 EQ and PreAmpまとめ
アナログコンソールを再現しているだけに角がとれて聞きやすいトーンになります。
パワーのあるクラッシックロックのテイストをのこしつつ他のトラックと音馴染みがよくなりますね。
HeliosはEQのメモリ、特に低域を上げたときはパンチある音に変わるのが気持ち良いです。
下の動画で紹介されているのはUAD Helios Type 69 のレガシー版
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