Triaz はWave Alchemyのドラムマシン音源。
KONTAKT用でリリースされていたものがネイティブプラグインとして生まれ変わりました。
基本的な機能はKONTAKT版とほぼ同じですが、UIが見やすくなって収録サンプル・プリセットが増えています。
Triaz は700以上のプリセットと15000ものサンプルが入念にデザインされたドラムマシン。
独自のサンプルのインポートも可能。プリセットやサンプルの整理も簡単で、オーディオやMIDIにエクスポートできます。
Wave Alchemy Triazレビュー
クラシックな音から現代的な音、さらにはパーカッションまで、エレクトロドラムキットならTriazひとつでまかなえるだけの汎用性があり、
音作りの自由度が高いのも特徴的。
音の加工機能が充実しています。
単純にサンプルを読み込ませるのではなく、
各トラック3つのサンプルを取り込めてレイヤーできます。
A,B,CとXYパッドに反映されます。
XYパッドの位置で直感的にサンプルの音をブレンドできます。
もちろん自分の手持ちサンプルを読み込ませることもできます。
そして全12トラックのリズムパターンが把握できるシーケンサーが強力です。
シーケンサーは32ステップまでプログラミングできます。
シーケンサーではステップ数ごとにパラメーターが変化できます。
これとは別にモーションシーケンサーが常備されています。
パラメーターの変化をシーケンサーに割り当てて細かい変化をさせていくことができます。
3つのレイヤーのブレンド率もモーションシーケンサーに割り当てられるので、
音の鳴り方を細かく変えていくこともできます。
DTM初心者には色々な音楽ジャンルが作れるだけの、充実したドラムキットの音と数を、玄人にはこだわりの音作りができる機能を与えてくれるのがWave Alchemy Triaz です。
機能を見ていきましょう。
Wave Alchemy Triaz 使い方
SOUNDタブ
初期状態はC1~ B1までの12ノートで各トラックのワンショットが鳴ります。
ドラムチャンネルの名前をクリックしても音が確認できます。
サンプル再生位置の指定、ピッチ設定、フィルター設定があります。
Chokeを同じグループにすると、同時になったときに片方の音しか鳴らないようにできます。
XYパッドはA,B,Cに割り当てたサンプルのブレンド量を調整します。
サークルが文字に近づくほど、文字のレイヤーの音が大きく鳴る仕組みです。
XYパッド含めてSOUNDタブのパラメーターは右クリックをおして、モーションシーケンサーへアサインできるようになっています。
リンクアイコンがONになっていると、アイコンがONのレイヤーのパラメーターが同時に動きます。
表示されるアイコンは変更でき、アイコンがかわるとトラック名が自動で切り替わります。
スロープはランダム化する割合を決めます。
画面の下へ行きます。
MIXER、FXのタブで画面が分かれています。
MIXER:12トラックの設定
Channel FX:各トラックに個別適応されるエフェクト
SEND FX : Delayとリバーブ リバーブは2タイプのうち1つを選択
MASTER FX : 全トラックに適応されるエフェクト
アイコン変更
アイコンを変更することで各トラックの名前が変わります。
ランダマイザー
サイコロマークのボタンはランダマイザー。
Wave Alchemy Triazの中でも重宝する機能です。
右端にあるランダマイザーは12トラックのドラムキットを入れ替えます。
読み込んでいるサンプルをランダマイザーで入れ替えたり、
XYパッドの位置をランダマイザーで指定したりできます。
ドラムキット全体を一度に入れ替える場合はRandomize Kitを押します。
収録されているサンプル数がものすごく多いためランダマイザーは積極的に利用したい機能です。
プリセットブラウザ
タグ検索
Ctrl+クリックで複数選択ができます
SEQUENCERタブ
シーケンサーはHOST SYNCをONにするとプロジェクトの再生が同期します。
Triazだけでシーケンサーを再生する場合は左下の再生ボタンを押します。
■再生ショートカットキー
MIDI note G シーケンススタート
MIDI note G# シーケンスストップ
エクスポート
インターフェースの左下にあるエクスポートボタンをクリックすると、オーディオ/MIDIエクスポート画面が表示され、
ートをオーディオまたはMIDIとして簡単にエクスポートできます。
各キットを選択状態にすると選択されたキットの音が入った状態でエクスポートされます。
Track Sequencer
各シーケンサーでステップを有効にするには最初に
ドラムシーケンサーでステップが埋まっているのが条件になります。
ランダマイザーを使うときはトラック名の上にマウスカーソルを載せます。
×はシーケンスをクリア
サイコロはランダマイザー
+マークはステップ数が32以下のときに同じ内容でステップ数が追加されます。
Drum Sequencer
ドラム・ノートのベロシティ・データを入力します。
Repeat Sequencer
一つのステップの中で指定した回数を連続再生します。
Chance Sequencer
チャンスシーケンサーはトリガーされる確率を調整します。
全く設定していないと必ず鳴りますが、50%に設定したとしたら50%の確率で鳴らないループができあがり
偶然性を演出できます。
Start Sequencer
音の鳴るタイミングをずらせます
Pitch Sequencer
ピッチを変えられます
Motion Sequencer
マクロのシーケンサー。
SOUNDタブのパラメーター上で右クリックを押してMotion Sequencer へアサインします。
パターンバンクが12個用意されています。
気に入ったパターンができたら保存しておき、次のバンクで編集をつづけていくことができます。
パターンバンクはC6から上の12キーでどのパターンを再生するか?決められます。
マルチアウト方法
設定画面のMIDIマッピング画面からマルチアウト設定ができます。
Wave Alchemy Triazまとめ
Triaz は音の自由度の高さと優れたシーケンサーを備えたドラムマシンプラグイン!
Triazひとつでなんでもこなせる便利さと音の良さが魅力的です。
特にエレクトロ向けのしっくりくるドラム音源が見つからないなら
Triazを一度ためしてみてください!
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