本好きの下剋上 1話 「本のない世界」【あらすじ・ネタバレ】
フェルディナンド神官長に魔術具を渡されたマインは、魔術具を頭へ取り付けると眠ってしまう。
フェルディナンドはマインの過去をのぞき始める。
本に囲まれて生きることに幸せを感じていた成人女性の本須麗乃(もとすうらの）は
死んでしまい異世界のマインという幼女の体に転生した。
本須麗乃は目が醒めるとマインの体になっていた。
知らない女性から話しかけられると、誰の記憶が頭に流し込まれ
異世界の言葉がわかり、マインの記憶を手に入れる。
マインの姉「トゥーリ」に本を聞くと、本の存在を知らないという。
マインは家の中を探し回るが本が見つからない。
家の中には本どころか文字も見つけられないマインは落ち込んでしまう。
本が見つけられないマインは家族が帰ってくると本が読みたいと泣く。
異世界に転生し3日を生活したマインは
以前の世界との文明さにがっかりする。
マインは長い髪を束ねるためにかんざしを作ろうとしたが、
髪をまとめて上げるのは大人だけと言われたマインはトゥーリに世界で細い木を削ってもらい髪をまとめる・
マインは母親の外へ買い物へ行く提案をうける。
外の世界には本があるかもしれないと期待したマイン。
マインは体が弱く母におぶられて外へ出る。
外の様子を見ていると、家が5階建てであり集合住宅であることを知るマインは外の町並みを見物する。
町の城壁や外壁について母に聞くマイン。
城壁にかこまれて領主がいる町だから都会であると認識したマインだったが
店の看板や町の中にも文字が全く見つからず、この世界には文字すらないのではないかと思い始める。
市場に来たマインは木札に彫られた記号を見つけ母に質問すると
数字が彫られていると教えられる。
異様な匂いに気がつくと鶏を締めている現場に遭遇し、マインは気を失ってしまう。
マインは近くにある店の店主へ話し、店にいさせてもらうように提案する。
店主は了承し母は買い物へ出かけていく。
マインは店主の椅子の近くにあるケースに本を見つける。
店主に本を売っている店を聞くと、本屋はなく、一冊ずつ手書きで書き写ししている高価なものだと教えられる。
マインは本を触らせてほしいと土下座するが
店主は危険と断る。
買い物から戻ってきた母につれられて帰宅したマインは
本が買えないなら自分で作るしか無いと決意する。
本好きの下剋上 2話 「生活改善と石板」【あらすじ・ネタバレ】
貧しい平民の娘マインとして転生した本須麗乃は本を買うのを諦め
自分で本を作る決心をする。
本を手に入れる決心をしたマインだったが「紙」の入手方法がわからなかった。
マインの過去の記憶を呼び起こし紙を探すうちに自分の髪が痒くなってくる。
姉のトゥーリがアボカドのようなメリルの実をもって帰ってくる。
メリルから油が取れることを知ったマインは手作りせっけんをつくることを思いつく。
マインはメリルをハンマーで叩き潰すと、飛び散ってしまうのを忘れていて母エーファに怒られる。
マインはメリルから石鹸をつくり髪を洗うと、マインの髪が輝きトゥーリは驚く。
トゥーリは母が仕事で出かけたあと父ギュンターが忘れ物をしているのに気がつく。
マインとともに門まで行こうと外にでるトゥーリ。
しかしマインの体が弱すぎて家の外に出るのがやっとだった。
マインが外に出ると、ラルフ、フェイ、ルッツたちがやってきてマインを背負って門へ行くことになる。
トゥーリとマインが石鹸で髪を洗ったことで
いい匂いがするとラルフ、ルッツが声をかける。
門にたどり着いたトゥーリはギュンターへ忘れものを渡し門の中の部屋へ通される。
門兵のオットーが門の通行許可を持ってきて返事を書こうとすると
マインは羊皮紙に文字が書かれているのに気がつく。
羊皮紙を欲しがるマインだったが父の給与の一ヶ月分と言われ入手を諦める。
マインの様子を見ていてオットーは自分が使っていた石版をマインに上げ文字を教えることを約束する。
冬自宅のため豚肉加工に向かうマイン一家。
加工場へ向かい豚を追いかける様子をみてマインは古い時代に紙をどうやって作っていたのかの記憶を探りパピルスにたどり着く。
パピルスもどきをつくって本を作ろうと思いつくが、目の前で豚が締められている様子を見て気絶してしまう。
マインが目を覚ますと門の部屋にいた。
オットーがやってきて具合をマインへ尋ねる。
オットーはマインが大人びているのを見て、マインとの約束を思い出し
この世界の文字で「マイン」と書いた石版をマインへわたす。
文字を見て喜ぶマインは自分の名前を書き、転生前の本須麗乃の名前を書く。
本須麗乃に戻れないことを再認識したマインは、異世界での家族、友達の名前を書く。